レバテックは、同社が運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント「レバテックキャリア」が、中途採用担当者300名を対象に実施した、ITエンジニアの選考着眼点に関する調査の結果を8月25日に発表した。同調査は、5月24日~27日の期間に行われている。
調査対象者に、中途エンジニア採用において選考でもっとも重要視している点を尋ねたところ(複数回答)、「技術力」(48.0%)がもっとも多く、「コミュニケーション能力」(45.3%)、「転職理由」(25.0%)がそれに続いた。
印象がよいプログラミングの自己学習経験を尋ねた質問(複数回答)では、「外部の勉強会やイベントに参加する」(37.7%)が最多となり、以下「他のエンジニアと直接コミュニケーションを取る」(36.0%)、「技術ブログや記事を読む」(31.7%)が続いている。一方で、「YouTubeなどの動画サイトを見る」(7.0%)、「副業などで実務経験を積む」(11.3%)、「リファレンスマニュアルを読む」(18.3%)を挙げる回答は少なかった。
エンジニアの実務経験のうち、評価の高いものとしては(複数回答)、「要件定義や設計などのシステムアーキテクチャ経験」(47.3%)がもっとも多く、以下「プロジェクトマネジメント経験」(41.7%)、「システムの保守・運用経験」(31.3%)、「アルゴリズムの実装開発経験」(24.0%)が続いている。
業種別では、自社開発企業では「要件定義や設計などのシステムアーキテクチャ経験」(32.1%)が最多となり、「アルゴリズムの実装開発経験」(26.9%)、「プロジェクトマネジメント経験」(26.9%)がそれに続いた。SIerでは「プロジェクトマネジメント経験」(55.2%)と「要件定義や設計などのシステムアーキテクチャ経験」(54.0%)が過半数を占め、「システムの保守・運用経験」(28.7%)が続いている。SES・派遣では「要件定義や設計などのシステムアーキテクチャ経験」(54.7%)がもっとも多く、「システムの保守・運用経験」(40.6%)、「プロジェクトマネジメント経験」(35.9%)がそれに続いた。
エンジニアの中途採用において、評価が高いエンジニアの共通点としては、「技術的なセンスや素養がある」(36.0%)が最多となり、以下「顧客や関係者との調整力が高い」(30.3%)、「マネジメント能力が高い」(26.3%)、「論理的思考力や分析力に長けている」(25.0%)が続いている。
選考の見送りの理由としては、「コミュニケーション能力が低い」(39.3%)が最多となり、「技術力不足」(38.3%)、「人柄や性格面に懸念がある」(26.3%)、「話に一貫性がない」(24.0%)がそれに続いた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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