米Adobeは、デザイン編集ツール「Figma」を提供するFigmaを200億ドルで買収すると発表した。9月14日(現地時間)にはブログで買収の狙いを明らかにしている。
ブログを執筆したのはAdobeのデジタルメディア事業部門代表を務めるDavid Wadhwani氏。Adobeのソフトウェア製品全般について責任を持っている。
Wadhwani氏は、我々の日々の生活がWebとモバイルアプリケーションで完結するようになった昨今、プロダクトのデザイン担当者がWebブラウザを通した共同作業により注目するようになったと指摘。Figmaは早くからサービスをWebブラウザを通して提供することを決断しており、上述のデザイン担当者の動向に従ってサービスを成長させてきたと解説した。同時に、プロダクトデザインが多くの関係者の間での共同作業という色合いが濃くなっていったともしている。
そしてFigmaがWebブラウザを通してサービスを提供することで、Webブラウザがこの共同作業におけるキャンバスとなることを証明したとしている。そこでAdobeは今回の買収で、Webブラウザを通したデザインの共同作業の基盤を提供し、その基盤を通してPhotoshopなどの既存の技術の浸透を図ると今回の買収の狙いを説明している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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