Mozilla Foundationは、Webブラウザ「Firefox」の新版「Firefox 107」の提供を11月15日(現地時間)に開始した。FirefoxはMozilla Public License 2.0で公開しているオープンソース・ソフトウェア。
「Firefox 107」における主な改善点は2点。1点目はWindows 11 バージョン22H2での処理性能の改善だ。これは、フォーカスしたドキュメントのURLを「Microsoft IME」や「Windows Defender」が取得する際の処理性能を改善したものだ。
2点目は、処理性能分析ツール「Firefox Profiler」の消費電力分析機能が、Intelプロセッサを搭載したMacとLinux使えるようになった点だ。消費電力分析機能は「Firefox 104」で始めて搭載したものだが、従来はWindows 11とApple Silicon搭載Macでしか使用できなかった。
さらに、拡張機能のデバッグに役立つ機能改善も加わった。「webext」コマンドに、自動的に開発者ツールを開くオプションが使えるようになったほか、開発者ツールでポップアップ・ウィンドウを調査する時の操作が簡単になった。そして、拡張機能のソースコードを変更したときに、変更内容を即座に反映させる「リロード」ボタンが加わった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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