米Microsoftは、macOS用統合開発環境の最新バージョンとなる、「Visual Studio 2022 for Mac 17.4」で、.NET MAUI(.NET Multi-platform App UI)に対応したと11月22日(現地時間)に発表した。
.NET MAUIは、単一のコードからAndroid、iOS、macOS、Windowsで実行できるアプリケーションの開発を可能にするフレームワーク。.NET MAUIが提供するAPIを使用すれば、上記4種類のOSで動作するアプリケーションを単一のコードで開発できる。Microsoftは2022年5月に.NET MAUIの正式版を公開しているが、Visual Studio for Macではプレビュー版での対応にとどまっていた。
Visual Studio 2022 for Mac 17.4では、アプリケーションのユーザーインターフェースを記述するXAMLファイルを変更したときに、コードをビルドし直すことなくアプリケーションのユーザーインターフェースを変更する「XAMLホットリロード」や、XAMLに記述したユーザーインターフェース要素を階層ツリーで表示する「ライブビジュアルツリー」などの機能を利用できる。
Microsoftは10月に.NET MAUIをXcode 14に対応させているが、近日中にXcode 14.1にも対応させるとしている。そしてVisual Studio for Macの次のバージョンには、C#のコードを変更したときに、ビルドし直すことなくアプリケーションに変更を反映させる「.NETホットリロード」などの機能を追加する予定だという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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