米Microsoftは、,NETアプリケーション向けの追加ライブラリ「.NET Community Toolkit」の最新版「バージョン8.1」を1月18日(現地時間)に公開した。.NET Community ToolkitはMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。Microsoftが中心になって開発している。
.NET Community Toolkitは、元々WindowsのUWP(Universal Windows Platform)アプリケーションや.NETに向けた追加ライブラリである「Windows Community Toolkit」の一部だった。そこから、OSに関係なく動作するものを選び出して集めたものが.NET Community Toolkitとなっている。
今回の新版ではまず、「MVVM Toolkit source generator」の処理速度を改善し、メモリ消費量を削減した。MVVM Toolkit source generatorは、バージョン8.0で加わった機能。MVVM(Model - View - ViewModel)アーキテクチャーのプログラムを作成するとき、本来なら開発者書かなければならない大量の定型コード(ボイラープレート・コード)を自動的に生成してくれる機能だ。
また、MVVMアークテクチャーのプログラムを記述するときに、典型的な間違いを指摘したり、メモリ消費量を節約する書き方をアドバイスする「MVVM Toolkit analyzers」も加わった。そして、このバージョンから.NET 7と、C# 11に対応した。ほかにも、以前からプレビューとして提供していた型定義が本番として提供が始まるなどの機能追加や変更が加わっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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