ヤフーは、プログラミング未経験者からエンジニアへのリスキリングを支援する「Yahoo!テックアカデミー」の講義を、1月23日に開始した。
「Yahoo!テックアカデミー」は、2022年11月30日から100名を上限に受講者を募集していたが、募集開始からわずか3日間で100名以上から応募があったことなどニーズの高さを踏まえて、上限を140名に増枠しており、31の都道府県や海外から、就職・転職や副業、自身のスキルアップといったさまざまな理由による、数多くの応募が寄せられている。
同講座は、ヤフーにて新卒エンジニアの育成を行っている社員と、デジタル教育事業を展開するキラメックスが共同で企画し、プログラミング未経験者が事業会社でWebエンジニアとして働くために必要なスキルを習得できる、実践的なカリキュラムを用意する。
また、ヤフーのエンジニアとの1on1によるキャリア相談や、コマースCTO(最高技術責任者)などプロフェッショナルエンジニアによる講義といった質の高いカリキュラムを通じて、プログラミング未経験者からエンジニアへのリスキリングおよび転職活動を支援していく。
応募者の内訳は、20代が37%、30代が28%、40代が24%などで、うち77%がプログラミング未経験となっている。応募理由としては、「就職・転職をするため」(40%)、「自身のスキルアップ」(31%)、「副業をできるようにするため」(13%)、「開発したいアプリなどがあるため」(8%)、「起業のため」(5%)が上位となった。
なお、ヤフーが2022年の12月に、5000名を対象に実施した調査によれば、「リスキリング」という言葉の認知度は36%に留まる一方で、68%が「今の仕事に不安や不満がある」と答えており、41%が「IT人材への学びなおしおよび転職活動に興味がある」と回答している。また、プログラミング未経験者からIT人材として転職した経験のある人のうち18%が「年収が100万円以上あがった」と回答した。リスキリングに興味がありつつも、実施に踏み出せない理由としては、「何から始めたらよいのかわからない」(36%)、「ちゃんと転職までできるかが不安」(31%)といった回答が多く寄せられている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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