はじめに
SwiftUIは、発表当初はまだまだ機能が足りず、バグも多かったことなどから、プロダクション導入には多くの懸念が存在する状態でした。そのため、SwiftUI最初のリリースとなるiOS 13をサポートするプロダクトでは導入が中々進まず、iOS 14以降も一部の画面でのみ実験的に取り入れられるような使われ方が多かったと感じます。しかし最近ではOSバージョンが上がってきたことによりSwiftUIの安定性が向上し、機能も拡充されてきました。こういった背景からプロダクションへの導入事例も年々増えてきている状況となっています。
そんなSwiftUIですが、WWDC2022ではより便利になる機能がいくつも紹介されました。本記事ではそれらの中から主要なものを下記セクションに従ってご紹介していきます。
- 画面遷移の実装における進化
- 共有体験のSwiftUIによる実装
- 柔軟なレイアウトの作成
- SFSymbolsの便利な新機能
対象読者
本記事の対象読者としては、WWDC2022で発表された技術について主要な内容のみをキャッチアップしたい方を想定しています。細かいアップデート内容や各トピックの詳細については、WWDC本編をご覧ください。