米Microsoftは、パブリック・クラウド・サービス「Microsoft Azure」の米国政府機関向けサービスの一環として、「Azure Red Hat OpenShift」の提供を2月7日(現地時間)に始めた。Azure Red Hat OpenShiftは、米Red Hatが開発したコンテナ運用基盤「OpenShift」の機能を提供するマネージドサービス。
米国政府機関向けに提供するAzure Red Hat OpenShiftは、FedRAMP(Federal Risk and Authorization Management Program:米国連邦政府によるリスクおよび認証管理プログラム)や、CJIS(Criminal Justice Information Services:刑事司法情報サービスセキュリティポリシー)など、政府機関が求める厳しい規制やガイドラインに準拠し、厳格にセキュリティを守りながらコンテナを運用できる。
米国政府機関は、Azure Red Hat OpenShiftを利用することで、負荷に応じた自動スケーリングや、障害発生時の自動回復、アップデートの自動インストールなどの利点を得られるようになる。また、コンテナ群を管理コンソールで一括管理することや、ユーザーの役割に応じたアクセス制御、常時監視とログの記録などのシステム管理に役立つ機能を使えるようになる。
コンテナで動作するアプリケーションの開発については、開発者が望む言語やフレームワーク、ビルドツールを自由に選べ、既存のアプリケーション開発環境からの変更点を最小限に抑えることができる。そして、Microsoft Azureで提供しているさまざまなサービスとの相互互換性があり、サービスを組み合わせてアプリケーションを構築できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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