SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

デスクトップ・アプリケーションとして動作するJupyter環境「JupyterLab Desktop」の新版が公開

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Project Jupyterは、「Jupyter Notebooks」の環境をデスクトップ・アプリケーションの形で再現したソフトウェア「JupyterLab Desktop」の新版を2月9日(現地時間)に公開した。JupyterLab Desktopは、修正BSDライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。

 Jupyter NotebooksはWebサービスとして利用するのが普通で、ユーザーのローカル環境にインストールして動作させることもできるが、ローカルのWebサーバーにWebブラウザでアクセスして使用する形を採るため、ネットワークなどの設定が必要だ。JupyterLab Desktopは、デスクトップ・アプリケーションとして作られているため、ローカルで使用するにはインストーラーからインストールするだけで済む。

 今回の新バージョンでは、「セッション」と「プロジェクト」という考え方を導入した。セッションは、サーバーとのコネクションを確立しているプロジェクトを指し、JupyterLab Desktopに表示される一つ一つのウィンドウはそれぞれ別のセッションになる。そして、ウィンドウを開いたままJupyterLab Desktopを終了させても、次回起動時にはすべてのウィンドウとセッションを復元する。

 そして、それぞれ別のディレクトリからJupyterLab Desktopを起動すると、それぞれ別のプロジェクトという扱いになり、それぞれ別の設定を保持させることができる。業務の性質や、使用するライブラリによって、別々のプロジェクトを作成して開発環境を管理することもできる。

 さらに、コンピュータにインストールしてあるPython環境を、起動時に検知するようになった。そして、ウィンドウのタイトル・バー右端にあるアイコンにマウスのポインタを重ねると、現在使用中のPython環境を表示するなど、いくつかの新機能が加わっている。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/17370 2023/02/15 16:35

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング