ワークポートは、現役ビジネスパーソン563人(20代〜40代・男女)を対象に実施した、「リスキリング」の認知率や実施率のほか、意欲や必要度などに関する意識調査の結果を2月15日に発表した。
本調査は、1月24日~1月31日の期間にインターネット上で実施され、同社を利用している全国のビジネスパーソン(20代~40代・男女)563人から有効回答を得ている。
対象者全員にリスキリングを知っているか聞いたところ、「言葉も意味も知っている」が32.5%、「意味は知らないが言葉を見聞きしたことがある」が21.0%、「全く知らない」が46.5%となった。理解するには至っていなくても、「知っている」と答えた人は53.5%と半数を超える結果となった。
次に、現在の勤務先(または直近の勤務先)はリスキリング施策を実施しているか聞いたところ、「はい」と回答した人は13.3%、「わからない」と回答した人は15.6%に対し、「いいえ」と回答した人は71.0%と大多数を占めた。
また勤務先で「リスキリング施策を実施している」と回答した人に、具体的にどんなスキルが習得できるか聞いたところ、現在の業種や職種に関連するスキルを挙げる人のほか、IT系の職種でなくても、「ITスキル」(20代・男性・製造)、「RPA、Python」(40代・男性・コンサルタント)など、IT関連スキルを習得できると回答した人がみられた。
一方で、勤務先では「リスキリング施策を実施していない」と回答した人に、リスキリングが実施される場合受けたいと思うか聞いたところ、「絶対に受けたい」と答えた人が42.5%、「やや受けたい」と答えた人が43.8%となり、86.3%の人がリスキリングを受けたいと考えていることがわかった。
リスキリングを「絶対に受けたい」「やや受けたい」と回答した人にその理由を聞いたところ、「スキルアップのため」(20代・男性・営業)、「自分の市場価値を高めるため」(40代・男性・機会系エンジニア)など、リスキリングを自己成長や市場価値向上に繋げたいとする意見が多く挙がった。
対象者全員に、自身のキャリア形成においてリスキリングは必要だと思うか聞いたところ、「絶対に必要」が46.9%、「やや必要」が47.2%で、合わせて94.1%となった。また、「あまり必要ではない」が5.2%、「全く必要ではない」が0.7%で合わせて5.9%となった。
さらに対象者全員に、もしリスキリングを受ける場合、自身のキャリアはどれぐらい変化すると思うか聞いたところ「かなり変化する」(34.8%)、「やや変化する」(61.6%)とする人は合わせて96.4%となり、「全く変化しない」とする人は3.6%となった。
リスキリングを受けることでキャリアが変化すると回答した人に、具体的にはどのような変化があると思うか聞いたところ、「現在の仕事をより広い視点から見ることができる」(40代・男性・企画マーケティング)、「職業選択の幅、キャリアアップの可能性が広がる」(30代・男性・機械系エンジニア)など、キャリア形成を必要とする理由と直結するような内容が多く挙がった。
最後に、リスキリングを推進している職場は魅力的と感じるか質問したところ、「とても魅力的」(48.3%)、「やや魅力的」(45.6%)とする人は合わせて93.9%となり、「あまり魅力的でない」(5.5%)、「全く魅力的でない」(0.5%)とする人は合わせて6.0%だった。
リスキリング推奨企業に魅力を感じる理由として、「働きながら自らの価値を高めることができるため」(30代・男性・管理)、「従業員思いだと思うから」(20代・女性・事務)など、成長できる環境があることや、そういった環境を用意する企業の姿勢に魅力を感じるという意見が多く挙がった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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