米Microsoftはプログラミング言語TypeScriptの新版「TypeScript 5.1」を、6月1日(現地時間)に公開した。TypeScriptはApache License 2.0で公開しているオープンソース・ソフトウェア。
今回公開したバージョン5.1は、5月中旬に公開したリリース候補版(RC:Release Candidate)からほとんど変わっていない。ただし、宣言文を移動させるなどのリファクタリングを済ませてあるという。そしてMicrosoftは、このリファクタリングはまだ完了していないため、さらにリファクタリングを進め、その成果を後続バージョンで反映させるとしている。
そしてTypeScript 5.1では、ECMAScript 2020で定義されている新機能を実装している。このため、TypeScript 5.1で記述したプログラムを実行するには対応するランタイムが必要になる。具体的にはNode.js 14.17移行が必要になるとしている。
Microsoftはすでに次のバージョンとなるTypeScript 5.2の開発に着手しており、6月27日にはベータ版を、8月8日にはRCを公開し、8月22日に正式版を公開する予定を立てている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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