本連載では、新卒から3年目ぐらいまでの新人ソフトウェアエンジニアや、コーディングを基礎から学び高めたい方を対象に、ソフトウェア品質の重要性を説明し、具体的なアクションについてハンズオンで解説していきます。今回はコード品質の指標としてよく使われる要素と、なぜ今コード品質が求められているのかについて、具体的なコード例を交えながら紹介します。
ChatGPT時代の生き残り戦略
ChatGPTが話題です。これからChatGPTに代表される生成AIが当たり前に使える時代が来ると「ソフトウェアエンジニアという職業は無くなる」と脅かす人がいます。新卒で晴れてエンジニアになった方は、もしかしてちょっと後悔しているかもしれません。正直に言えば、ChatGPT登場時は、私も将来が少し不安になりました。
でも安心してください。今のところ、生成AIは優れた人間のエンジニアが書くようなコードは書けないようです(今のところは、ですが)。ChatGPTが生成するコードにはセキュリティ脆弱性が含まれるものが多かったと報告する論文もあります。業務で使えるような高い品質のコードを書くには、生成AIはまだまだ力不足なようです。
少なくとも当面は、生成AIの高速なプロトタイピングの強みなどを活かしつつ、人間のエンジニアが主役となって高品質のコードを書いていく時代が続くでしょう。つまり、これからの時代は生成AIには難しい、高品質なコードを書くエンジニアになることが生き残りの鍵になりそうです。しかし「高品質な」コードとは何でしょうか? 本稿では、それについて考えていきます。
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- この記事の著者
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浅原 明広(株式会社Sider)(アサハラ アキヒロ)
日本IBM、株式会社フィックスターズなどで、半導体製造装置や医療画像機器など、大小様々な組み込み製品向けのソフトウェア開発プロジェクトに従事。 現在、フィックスターズ子会社の株式会社Sider にて、ソースコードのコピペ管理ツール『CloneTracker』を開発・提供。最新のツールや方法論を用いた、ソフトウェア開発者体験の向上に強い関心を持つ。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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千葉 滋(東京大学情報理工学系研究科教授)(チバ シゲル)
東京大学 情報理工学系研究科 創造情報学専攻 教授
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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