米Googleは、Webブラウザ「Google Chrome」の最新版となる「Chrome 117」のベータ版を8月16日(現地時間)に公開した。Chrome 117のベータ版はAndroid、ChromeOS、Linux、macOS、Windowsに対応し、Chromeベータ版のWebページや、Google Play Storeから無料でダウンロードできる。
Chrome 117のベータ版では、Webページの表示を少しずつ変化させていく「トランジション」の機能に関係する機能を強化した。具体的にはWebページを最初に表示したときからトランジションを発生させたいときに、トランジション開始前の状態をCSSに記述可能にする「@starting-style」ルールに対応した。
また、ユーザーの操作に対応して、ページ全体を単色で塗りつぶしてその中心にダイアログを表示させるときなどにトランジションを発生させる上で便利な「overlay」プロパティに新たに対応した。このプロパティを指定することで、トランジションの際にダイアログなどの特定の要素をページの最表層に確実に表示するように指定できる。
そして、URLにIPv4のアドレスを埋め込んだIPv6アドレスを指定する際に、URLの世界標準の記法に従うようになった。ほかにも新たなWeb APIに対応するなどの変更が加わっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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