米GitHubは、8月21日(現地時間)にリリースされた分散型バージョン管理システムGitの最新バージョンとなる「Git 2.42」に導入された興味深い機能や、いくつかの変更点について同社公式ブログの8月21日(現地時間)付の投稿にて紹介している。
「Git 2.42」では、各ビット位置を特定のオブジェクトに関連付けることで、ビット値によって指定されたコミットからそのオブジェクトに到達できるかどうかを示す、到達可能性ビットマップに新たなアルゴリズムを導入した。新たなアルゴリズムでは、到達可能性クエリの不要な側を、不要な側の個々のヒントからのビットマップの結合ではなく、クエリの境界からのビットマップとして表すようにすることで、境界コミットの近くにビットマップがある場合、またはクエリの不要な半分が大きい場合に、既存のアルゴリズムよりもはるかに速く答えを計算できるようになり、2~15倍の改善が確認されたという。
そのほか同投稿では、for-each-refにおける、より効率的に参照を除外する新しいメカニズムや、最近変更されたかどうかに関係なく、到達不能なオブジェクトを保存するガベージコレクションにおける新しいメカニズムの導入について紹介されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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