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NeuroBlade、独自開発のSQL処理ユニットを使った分析ワークロードの処理を実演、最大100倍の高速化が可能

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 NeuroBladeは8月4日、「KIOXIA CM7 Series Enterprise NVMe SSD」を活用した「NeuroBlade Hardware Enhanced Query System(HEQS)」の実証実験に成功したことを発表した。これにより、高性能SSDのスループットを最大限に引き出せ、クエリ性能は最大100倍に向上する。

 HEQSは、高帯域幅の「PCIe Gen 4.0/5.0」に対応し、NVMeフラッシュ・ストレージであるCM7シリーズSSDを組み合わせたラックマウント型サーバー。よりストレージに近い場所でデータを処理することにより、NVMeフラッシュ・ストレージのパフォーマンスを最大化し、データの移動を最小限に抑えることで、データ集約的なタスクのシステム全体のパフォーマンスを引き上げる。

 従来のCPUは、I/Oスループットへの対応と高速なクエリ処理を実現することがボトルネックであった。SPU(SQL Processing Unit)アーキテクチャは、こうした制限を克服し、サーバーの設置面積を削減すると共に、エネルギー効率を向上させる。

 HEQSは、分析ワークロードを10倍から100倍に高速化し、TCOを最大10倍、電力使用量を最大85%削減する。また、既存のデータ、クエリ、コードを変更することなく、さまざまなデータベース・クエリ・エンジンに簡単に接続可能。

 今回の実証実験は、32台のKIOXIA CM7シリーズNVMeドライブ、512GBメモリ、8個のNeuroBlade SPUを搭載したNeuroBlade HEQS G100で構成された。定量的には、KIOXIA SSDドライブのI/Oスループットが最大80%活用され、クエリ性能が最大23倍向上し、定常的なクエリーデータスキャンレート(QDSR)が最大21倍向上した。

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https://codezine.jp/article/detail/18207 2023/08/28 09:00

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