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レバテック、6月のITエンジニア・クリエイター正社員転職・フリーランス市場動向を調査

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 レバテックは、「ITエンジニア・クリエイター正社員転職・フリーランス市場動向 2023年6月」を8月30日に発表した。

 本調査は、レバテックエージェントサービスの直近のデータを用いて、ITエンジニア・クリエイターの正社員転職/フリーランス市場における需給の変化をまとめたもの。

 2023年6月の正社員転職求人倍率は12.9倍となった。求人数も前年同月比138%と増加傾向にあり、求人倍率は依然として高い水準で推移している。

政府が「新しい資本主義」を掲げ、構造的な賃上げの実現と労働移動の円滑化を推し進める中、ITエンジニア・クリエイターの転職市場はますます活発化しているといえる。

 2023年6月の案件倍率は1.4倍となった。フリーランス案件の数も高い水準で推移する中、フリーランス案件を希望する人材数の伸びが著しく、前年同月比で155%となった。2年前の2021年6月と比較すると、案件希望者数は約3.3倍に成長している。

 転職活動と並行してフリーランス案件を探すIT人材も増えており、年収やスキルアップのための一手段として、フリーランスという選択肢が広まってきているのではないかと考えられる。

 汎用性が高く幅広い開発に用いられるPythonについて、転職希望者数は前年同月比2倍、案件希望者数は同3.9倍の増加が見られ、その人気ぶりを示す結果となった。

 レバテックが本年実施した「24年度新卒プログラミングトレンド調査」では、「エンジニアを志望する学生が仕事で使用したい言語」「社会人エンジニアが今後習得したい言語」共にPythonが1位となっている。Pythonの求人・案件獲得競争は今後も激化すると言える。

 フリーランス案件のうち、最も伸びが著しかったものは「コンサル」であり、前年同月比728%となった。フリーランス案件希望者数も前年同月比で7.6倍と急増しており、案件倍率は1.3倍となっている。

 一方、コンサルの正社員求人倍率は52倍と、需給の差が広がる結果となった。

 企業のDXを推進するITコンサルタントの需要が高まる中、フリーランスとして企業に対しコンサルティングを行う人材も増えていると考えられる。

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