米Deno Landは、JavaScript/TypeScript/WebAssembly対応の分散ホスティング・サービス「Deno Deploy」がnpmパッケージの実行に対応したと9月6日(現地時間)に発表した。Deno DeployはV8 JavaScriptエンジンを利用した分散ホスティング・サービス。JavaScript/TypeScript/WebAssemblyのプログラムを世界35のリージョンに展開することで、ユーザーにより近いサーバーでユーザーからのリクエストに応える環境を構築できる。
今回の変更で、ソースコード中で指定したnpmモジュールをそのままDeno Deployで実行できるようになった。ソースコード中でモジュールを指定するには「npm:」という指定子に続けてモジュールを指定すれば良い。Deno DeployはNode.js APIをそのまま理解するため、アプリケーションのビルドやパッケージ化、トランスパイルなどの作業は必要ない。
Deno Landは、現時点でDeno DeployはNode.jsとの間で高い互換性を実現しているが、まだNode.js APIのうちいくつかに対応していないため、完全な互換性を達成してはいないとしている。また、Node.js APIのサンドボックス化の制限のために、Deno Deployでは動作しないnpmパッケージが残っていることも明らかにしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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