米GitHubは、GitHub Actions用にAppleシリコンを搭載した、M1 macOS大規模ランナーのパブリックベータ版を10月2日(現地時間)に公開した。
今回、公開されたM1 macOS大規模ランナーのパブリックベータ版では、GPUハードウェアアクセラレーションがデフォルトで有効化されており、ワークロードはCPUからGPUへ転送され、パフォーマンスと効率の向上を実現している。
6コアのCPU、8コアのGPU、メモリ14GB、14GBのストレージを搭載し、既存の3コアインテル標準ランナーと比較して最大80%、12コアインテルランナーと比較して最大43%のビルド時間短縮が可能になった。
M1ランナーを試用するには、GitHub ActionsにおけるYAMLワークフローの更新が必要となる。パブリックベータ版を試す際にサインアップは不要で、すべての開発者、チーム、企業が試用できる。
さらに、10月2日(現地時間)販売分から、macOS大規模ランナーの価格は、XLで1分あたり0.16米ドル、largeで1分あたり0.12米ドルに値下げされた。
なお、macOS大規模ランナーでは2023年内にmacOS 14の利用を可能にする予定となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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