令和AIは、大規模言語モデル(LLM)による制御系システム開発環境「SnippetBox」の第一弾として、生成コードの安全な実行環境を提供するPythonリモートインタプリタ製品「SnippetRunner」の提供を、10月16日に発表した。
同社は、AIによるマン・マシンインターフェイスへの応用を目指し、LLMが生成したプログラムコードの実行環境ソリューションとして、「SnippetBox」を提案している。
SnippetBoxの中核サービスとなる「SnippetRunner」は、外部へ影響を及ぼさないコンテナ/TCPサーバー上でPythonコードを実行するリモートインタプリタ。単にPythonコードをリモートで実行するだけではなく、コード実行を監視しつつ、動作をリアルタイムで制御する。
本サービスの代表的な機能は、以下の通り。
- コード実行元(クライアント)とのPythonオブジェクトのリアルタイム同期
- リモート実行中コード内での関数呼び出しをクライアントへリダイレクト
- コード内に含まれるかもしれないループ構造のチェックと実行周波数/最大実行回数などの制御
- 利用/インポートできるパッケージや機能を制限する、コンテナ内サンドボックス環境
- 実行時エラーのカスタムハンドリング。エラー強制無視モードやループ実行継続優先モード
- 任意のタイミングで実行される時割り込み処理をリモート実行コードに挿入
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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