米Dockerは、コンテナ、アプリケーション、イメージをPC上から直接管理できる、Windows/macOS/Linux用アプリケーション・Docker Desktopの最新バージョンとなる「Docker Desktop 4.25」を、10月30日(現地時間)にリリースした。
Docker Desktop 4.25では、Rosetta 2を使用することによって、Appleシリコン上でx86-64(Intel)向けLinuxバイナリを実行できるようにするRosetta for Linuxが一般提供(GA)となり、ネイティブに近いパフォーマンスでのx86-64エミュレーションを実現している。
Rosetta for Linuxの一般提供にあたっては、ベータ版と比較して、SQLクエリの実行速度が大幅に向上した。さらに、依存関係のインストールやプロジェクトのビルドといったタスクの高速化による開発ワークフローの改善、高いバイナリ互換性による開発プロセスの改善が可能となっている。
Windows版Docker Desktopでは、インストール中にWSL(Windows Subsystem for Linux)のバージョンを検出して、古いバージョンが見つかった場合は自動で更新できるようになった(手動での更新も可能)。さらに、サポートされるWindowsの最小バージョンが19044(Windows 10/21H2)に変更されている。
ほかにも、Docker Scoutイメージのインデックス作成が、Docker Desktopの一般設定パネルから簡単に制御できるようになるなど、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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