GitHubは、11月9日(米国時間)に米国サンフランシスコの会場で開催された「GitHub Universe 2023」の基調講演にて、GitHub Copilot Chatの一般提供を12月に開始することを発表した。
GitHub Copilot ChatはAIとテキストで対話をしながらコーディング支援が受けられるツール。今回、既存のGitHub Copilotサブスクリプションの一部として、12月に一般提供されることが発表された。また、以下の機能強化も発表された。
- GPT-4の利用:OpenAIのGPT-4モデルにより、より正確なコード提案と説明を行い、Copilot Chatの体験をアップグレードする
- コードを意識したガイダンスとコード生成:コードをコンテキストとして使用し、複雑な概念の説明、開いているファイルやウィンドウに基づくコードの提案、セキュリティ脆弱性の検出、コード、ターミナル、デバッガでのエラーの検出と修正を支援する
- インラインでのチャット: 新しいインラインCopilot Chatにより、開発者はコードとエディタのフロー内で直接、コードの特定の行についてチャットできる
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スラッシュコマンドによる作業短縮:GitHub Copilotにスラッシュコマンドとコンテキスト変数を導入。コードの修正や改良は
/fix
と、テストの生成は/tests
と入力するだけで可能になった - スマートアクションによる短縮:提案やPull Requestのレビュー内容を修正したり、コミットやPull Requestに生成されたレスポンスを使うことによるスピードアップなど、クリックするだけでワークフローを強力に短縮が可能
また、JetBrains製IDEへのCopilot Chatの導入が発表された。こちらはプレビュー版が利用可能となっている。
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小林 真一朗(編集部)(コバヤシシンイチロウ)
2019年6月よりCodeZine編集部所属。カリフォルニア大学バークレー校人文科学部哲学科卒。
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