ヒューマンリソシアは、国際労働機関(ILO)や経済協力開発機構(OECD)の公表データと、各国の統計データベースを基に調査・独自分析を行った「2023年度版:データで見る世界のITエンジニアレポートvol.9」を、12月13日に発表した。
本調査は、2023年10月までに公表されたILOなどのデータベースより、情報通信業就業者の中で国際標準職業分類に基づいて「専門職」または「技師、准専門職」に分類された人をITエンジニアと定義し、推計を行った。
調査結果によると、世界109カ国のITエンジニア数は推計2680.5万人であった。地域別でみると、アジア・太平洋地域が1030.5万人で、世界全体の38.4%を占めた。
昨年との比較では、全体で306.8万人が増加しており、増加率は13.3%となった。アジア・太平洋地域の増加率は20.5%で最も高く、世界のITエンジニアの地域別に占める割合でも38.4%と首位であった。
次にITエンジニア数を国別にみると、米国が445.1万人と最も多く、次いでインドが343.1万人、3位の中国が328.4万人となった。日本は4位で、144.0万人であった。
国別ITエンジニアの前年からの増加数については、推計91.4万人が増加したインドが1位で、増加率も36.3%であった。2位の米国は61.9万人増で、前年比で16.2%増えていた。次いで、中国では推計40.6万人が増え、増加率も14.1%であった。4位の日本は、12.0万人が増えたものの、増加率では9.1%にとどまった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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