オープンソースのCSSフレームワークであるTailwind CSSの開発チームは、最新バージョンとなる「Tailwind CSS 3.4」を12月20日(現地時間)にリリースした。
Tailwind CSS 3.4では、動的ビューポート単位のサポートが追加されたほか、親要素だけでなく子要素に基づいてスタイル設定を可能にする:has()疑似クラスのサポート、親から子のスタイルを設定する*バリアントの追加が行われている。
さらに、幅と高さを同時に設定するユーティリティsize-*、小さなセクションにおいてバランスの取れた見出しを実現するtext-wrap: balance、サブグリッドのサポート、min-width、max-width、min-heightスケールの拡張、不透明度スケールの拡張、grid-rows-*スケールの拡張、強制カラーモードのスタイルを調整するバリアントforced-colors、強制カラーモードのデザインへの影響を制御するユーティリティforced-color-adjust-autoおよびforces-color-adjust-noneが新たに加わった。
なお、今夏の「Tailwind Connect」にてプレビューされたエンジンの改良版であるOxideは、当初Tailwind CSS 3.4で提供される予定だったが、他に必要な改善が山積していたため今回は保留になったという。Oxideは、2024年にリリースされる次期バージョンで提供される予定となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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