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Microsoft、Visual Studio Code用Python/Jupyter拡張機能の2024年2月版をリリース

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 米Microsoftは、コードエディタVisual Studio Code用Python/Jupyter拡張機能の2024年2月版を2月1日(現地時間)にリリースした。

 今回、リリースされたVisual Studio Code用Python拡張機能2024年2月版では、Python拡張機能とともにPython Debugger拡張機能がデフォルトでインストールされるようになっている。Python Debugger拡張機能は、互換性に起因する問題を防ぐためにデバッグ機能をメインのPython拡張機能から分離することを目的としており、Python拡張機能が古いバージョンのPythonに対するサポートを終了した場合でも、Python拡張機能をダウングレードすることなく、古いバージョンのままでプロジェクトのデバッグを継続することが可能になった。

 また、PythonインタープリタのQuick Pickから、Python環境をより簡単に作成できるようになり、Python: Select Interpreterを実行して「Create Virtual Environment」オプションを選択することで、プロジェクト用の新たな仮想環境が作られる。

 あわせてリリースされたJupyter拡張機能では、実験的な変数ビューワが「Run and Debug」パネルに追加され、settings.jsonファイルに"notebook.experimental.variablesView": trueを追加することで有効化される。この変数ビューは、ノートブックカーネルから変数の表示が可能になり、コードの実行中にプログラム内の変数を監視したい場合に役立つ。

 Python向けの静的型チェッカであるPyrightを使用したPylanceでは、型チェックモードが有効になっている場合、コード内のさまざまな型指定の問題に対してreportGeneralTypeIssues診断を表示できるが、その際に用いられる診断ルールがPyrightで変更され、診断をより詳細に制御可能になり、Pylanceのプレリリースで利用できるようになった。reportGeneralTypeIssuesの診断は、新しいルールに分割される。

 さらに、Visual Studio Codeに追加された、トリガされるブレークポイントのサポートが、Pythonでも利用可能になっている。

 そのほか、Visual Studio CodeでのPythonおよびJupyter Notebookの操作エクスペリエンスを向上させるための修正など、さまざまな機能追加・改善が行われた。

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