ファイル転送ツール「HULFT」メジャーバージョンアップ、コンテナ利用促進のためAmazon ECSに対応

　セゾン情報システムズは、マネージド ファイル トランスファー「HULFT」のメジャー バージョンアップ版「HULFT10」を2月9日に発表した。

　「HULFT10」は、「コンテナのメリットを享受し、基幹系システムとのデータ連携を柔軟かつ安全に実現したい」というニーズに応えるために開発された。ハイブリッド環境での利用を想定して開発し、2024年度に稼働環境に応じた製品を順次発売予定。

　まず第一弾として、Amazon ECSに対応した「HULFT10 for Container Services」を、2月9日からAWS Marketplaceで販売開始している。

　同製品の特長は以下の通りです。

1. コンテナ オーケストレーション技術を採用し、リソースやコストを最適化
2. ファイル転送前後のWebAPIリクエストにより外部サービスとシームレスに連携
3. 通信経路とファイルの暗号化でセキュアに通信
4. AWS Marketplaceからすぐに入手でき、購入・利用・支払いのプロセスを一元管理

　同製品は今後、Microsoft AzureやGoogle Cloudで提供されるコンテナサービスへの対応も検討している。また、「HULFT10」では従来から提供しているWindowsおよびLinuxのサーバーOSや、メインフレームOSであるz/OSに対応した製品のリリースも今後予定している。