GitHub、エンタープライズ向けセルフホストプラットフォーム「GitHub Enterprise Server 3.12」を一般公開

　米GitHubは、エンタープライズ向けのソフトウェア開発用セルフホストプラットフォームであるGitHub Enterprise Serverの最新バージョンとなる、「GitHub Enterprise Server 3.12」を3月6日（現地時間）に一般公開した。

　GitHub Enterprise Server 3.12では、GitHub Actionsにおいて環境を使用することで、保護ルールとシークレットを使用してデプロイメント環境を構成し、安全なデプロイメントをより確実に行うことが可能となっており、デプロイメントの制御をさらに容易にするタグパターンもあわせて公開されている。

　また、リポジトリルールセットを含む必須のワークフローが一般提供となり、チームは個別のリポジトリを構成することなく、組織内の複数のリポジトリにわたってルールセットの形式で、標準的なCI/CDプラクティスを定義し、適用できるようになった。

　さらに、マージキューが自動化されたことで、より効率的なコラボレーションの実現が可能になるとともに、GitHub Advanced Securityにおいて、Dependabotアラートルールを使用したセキュリティ戦略の強化、コードスキャンのデフォルト設定におけるCodeQLによってサポートされている言語の自動セットアップ、シークレットスキャンによるプロバイダパターンを超えた脆弱性の検出ができるようになっている。

　ほかにも、チームをスムーズに進めるための生産性向上施策として、テキストを強調表示するためのMarkdown拡張機能の追加、より簡単かつ効率的な検索の実現、テンプレートの作成によるプロジェクト管理の簡易化など、さまざまな機能追加・改善が行われた。