PHPで書かれたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるLaravelの開発チームは、最新バージョンとなる「Laravel 11」を3月12日(現地時間)にリリースした。
Laravel 11では新たに、Laravelアプリケーション用のファーストパーティWebSocketサーバであり、クライアントとサーバ間のリアルタイム通信を実現するLaravel Reverbが追加されている。
あわせて、ディレクトリ構造の合理化が行われ、新規インストールではファイル数が最大69個少なくなった。また、以前はカーネルによって実行されたことのほとんどが、Bootstrap/Appで実行できるようになっている。
さらに、モデルのキャストがプロパティではなく、メソッドとして定義されるようになり、キャストから他のメソッドの直接呼び出しなどが可能になった。
ほかにも、すべての設定オプションがカスケードダウンされるとともに、オブジェクトメソッドを何回呼び出しても常に同じ値を取得できるようにするonceメソッドが追加され、デフォルトのルートファイルがconsole.phpとweb.phpの2つだけになるなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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