IEオブジェクトの操作~起動とURLのオープン~
それでは、入力欄に記入したURLのWebページを開くIEオブジェクトを作成します。まずは先にプログラムを示します。
//==== 変数を初期化 ==================================================== // var IE; // IEオブジェクト //==== IEを初期化 ====================================================== // // IEのオブジェクトを初期化 IE = new ActiveXObject( "Internet Explorer.Application" ); // IEのウィンドウの設定 IE.Left = 100; IE.Top = 100; IE.Width = 320; IE.Height = 480; IE.Visible = true; // IEにURLを渡す IE.Navigate( f.url.value );
さて、いくつか解説が必要です。通常のJavaScriptでは出てこない記述があります。まず最初に目に付くのはnew ActiveXObject( "Internet Explorer.Application" )という記述です。
new ActiveXObjectというのは、「新しいActiveXオブジェクトを作成します」という記述です。そして作成するオブジェクトはInternet Explorer.Applicationとあるように、IEになります。これで、IEを起動することができます。
ActiveXObjectやIEのオブジェクトなどについては、以下を参考にするとよいでしょう。
続いて、作成したIEオブジェクトに対して操作を行っています。「IEのウィンドウの設定」では、表示に関するプロパティに値を代入しています。位置やサイズ、表示の有無を設定しています。そしてNavigate関数に入力欄のURLを渡してそのページを表示させています。非常に簡単な記述でIEを起動して操作できることが分かると思います。
ファイルやフォルダの変数の初期化
次に、ファイル操作のための準備を行います。起動したHTA自身のファイルのパスを取得して、そこから保存先のExcelの絶対パスを求めます。
//==== 変数を初期化 ==================================================== // var myPath; // スクリプトのパス var fs; // ファイル・システム・オブジェクト var myFolder; // フォルダ名 //==== パスを初期化 ==================================================== // // スクリプトのパスを取得 myPath = unescape( location.href ).replace( "file:///", "" ) .replace( /\//g, "\\" ); // ファイル・システム・オブジェクトを初期化 fs = new ActiveXObject( "Scripting.FileSystemObject" ); // フォルダ名の取得 myFolder = fs.GetParentFolderName( myPath ) + "\\";
まず、自分自身のURL(location.href)をWindowsのファイルパス形式に書き換えて、スクリプトのパスを求めます。冒頭でlocation.hrefをunescapeしているのは、半角スペース対策です。location.hrefでは半角スペースはURLエンコードされるので、unescape関数で半角スペースに戻しています。
次に、ファイルシステムオブジェクトを初期化します。先ほどIEのところで出てきたActiveXObjectの記述が再び出てきています。ここで呼び出しているのはScripting.FileSystemObjectです。これはファイル操作のためのオブジェクトになります。
最後に、ファイルのパスからフォルダ名を求めます。ここでは、ファイルシステムオブジェクトのGetParentFolderName関数を使っています。末尾に\\を付けているのは、後でExcelファイルの保存先のパスを作成する際に利用するからです。
なお、わざわざファイルシステムオブジェクトを呼び出さなくてもフォルダ名を求めることはできますが、次回への布石として、あえてここでは利用しています。
