CAMELORSは、2024年最新のフリーランス・副業の「Springエンジニアの調査レポート」を、7月30日に発表した。同レポートは、同社の運営するフリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス「SOKUDAN(ソクダン)」に掲載されている、実際のフリーランス・副業案件に基づいて作成されている。
同レポートによれば、Springフレームワーク開発者の平均年収は、フレームワーク別年収ランキングでは4位の1212万円で、時給は6015円だった。ReactやRuby on Rails、Node.jsに次ぐ高収入であり、年収面ではVue.jsやNext.jsを上回っている。
Springフレームワークを対象にした案件数は、フレームワーク別案件数ランキングでは9位ながら、月収は101万円と比較的高水準だった。
Springフレームワーク案件の稼働日数は、「週4〜5日」が55.6%を占めている。なお、週3日以下の案件が44.4%を占めていることから、Springフレームワーク開発者の多くが柔軟な勤務形態や、部分的なリモートワークの機会を得ている可能性が考えられる。
Springフレームワーク案件では、フルリモート(在宅OK)の割合が100%に達しており、柔軟な働き方が可能となっている。
Springフレームワーク案件の多い業界としては、セキュリティと安定性が重視される銀行、保険会社、証券会社といった金融サービス業、大規模なオンラインショッピングプラットフォームや在庫管理システムの構築にSpringを活用している小売・Eコマース、生産管理システム、サプライチェーン管理、品質管理システムといったアプリケーション開発にSpringを採用している製造業、電子カルテシステム、医療情報管理システム、保険請求システムなどの開発にSpringを採用している医療・ヘルスケア、大規模な行政システムや市民向けサービスのプラットフォーム開発にSpringを使用している政府・公共サービス、顧客管理システム(CRM)や請求システムといった大量のデータを扱う基幹システムの開発にSpringを採用している通信業が挙げられる。
なお、Springフレームワーク案件の職種は100%がバックエンドエンジニアで、Springフレームワークがサーバーサイド開発に特化していることを反映する結果となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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