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ギブリー、「デジタルスキル標準 ver1.2」に準拠して「デジタルスキルパスポート試験」の内容を刷新

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 ギブリーは、経済産業省が展開する「デジタルスキル標準」において、生成AIの急速な進展にともなって7月に改訂版(デジタルスキル標準 ver1.2)が出されたことを受けて、同社が運営するデジタル人材の採用・育成・評価のためのHRプラットフォーム「Track(トラック)」にて展開するオフィシャル試験「デジタルスキルパスポート試験」の内容を刷新し、職種別に求められるスキルを可視化する新たなスキルアセスメント試験をリリースしたことを、8月2日に発表した。

 「デジタルスキル標準」は、データ活用やデジタル技術の進化による産業構造の変化を背景に、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が取りまとめ、2022年12月に公開されている。ビジネスパーソン全体がDXに関する基礎的な知識やスキル・マインドを身につけるための指針である「DXリテラシー標準」、および企業がDXを推進する専門性を持った人材を育成・採用するための指針「DX推進スキル標準」で構成される。

 7月に公表された「デジタルスキル標準 ver1.2」では、生成AIの登場や進化によって、DXに関わるビジネスパーソンに求められるスキルが変化していることから、2023年8月に行われた「DXリテラシー標準(DSS-L)」の見直しに続いて、生成AIの急速な進展にともないDXを推進する人材の役割と必要なスキルを定義した「DX推進スキル標準(DSS-P)」の改訂が行われた。

 具体的には、生成AIを含む新技術への向き合い方・行動の起こし方を前提に、DX推進人材における生成AIに対するアクションについて補記の追加を行い、共通スキル項目の追加・変更がされている。

 ギブリーが展開している「デジタルスキルパスポート試験」は、総合的なDXスキルを測定できる全職種向けの試験と、職種別に必要なスキルを詳細に測定可能な専門職向け試験で構成される。実践レベルに応じたレベル別、および職種別の試験から、自社のDX推進フェーズや対象者に応じた試験を選べる。

 「Lv.1 全職種向けAIリテラシー入門試験/DXリテラシー入門試験」では、すべてのビジネスパーソンを対象として、日常的なPC、ITツール、AIツールの活用が想定されるすべての従業員に対して求められる、ツールを活用するために最低限必要なリテラシを測る問題となっている。1受験ライセンスあたりの通常販売価格は6000円。

 「Lv.2 全職種向け DXリテラシー試験」は、ITサービスや事業に関わっているビジネスパーソン、またはDX関連の推進に関わるすべての人々を対象に、業務遂行をする上で求められるデジタルリテラシを網羅的に測る。DX関連チームを社内で抜擢する際や、新卒・中途採用におけるビジネス職の最低限のIT/DXリテラシを測る際に適している。1受験ライセンスあたりの通常販売価格は6000円。

 「Lv.3 専門職向け DX推進人材共通試験」は、DXプロジェクトをマネジメントする人材や、はじめてソフトウェアエンジニアとして開発に従事する従業員に共通して求められる、デジタルスキルを測れる試験となっている。新卒でソフトウェアエンジニアを採用する際のスキルの見極めや、ビジネス担当、プロジェクトマネージャといったエンジニア職に限定せず共通的に求められるスキルを見極められる。1受験ライセンスあたりの通常販売価格は8000円。

 「Lv.4 専門職向け 職種別試験」は、DXを推進するプロジェクトにおいて、それぞれの役割を即戦力として推進する上で求められるデジタルスキルを測れる。自社内でのデジタル技術やAIを活用したプロジェクトを推進する際に、即戦力の職種別人材を採用・アサインする場合のスキルアセスメントとして、また自社のDXプロジェクトケーパビリティを見える化したい場合に適している。1受験ライセンスあたりの通常販売価格は8000円。

 あわせて「Track」では、デジタルスキルパスポート試験に完全に対応したリスキリング支援として、OFFJTでの集合型研修や、eラーニングでのOJT研修といった、幅広い形でのスキル習得カリキュラムを展開する。また、1名から受講できるリスキリング支援としてメタバースアカデミー「Track Academy」を提供している。

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