UiPathは、職場における自動化の現状、未来、認識に関する年次調査レポート「State of the Automation Professional Report(自動化プロフェッショナル実態調査レポート)」を、10月1日に発表した。同調査は、アジア太平洋地域、EMEA地域(ヨーロッパ、中東、アフリカ)、AMER地域(アメリカ大陸全域)において5月〜6月の期間に行われ、1909名から回答を得ている。
調査結果によれば、調査対象の90%が自動化開発のプロセスで、AIを「使用している」または「今後1年以内に使用を予定している」と回答した。
AIをワークフローに組み込むおもな動機としては、「生産性の向上」(66%)を挙げる回答がもっとも多く、「コードを書く」(67%)、「文書の作成」(57%)、「テストの実行」(47%)が続いている。
組織レベルでは、調査対象者の大半が自動化チームの成長と成熟を感じており、過去1年間に自社がソフトウェアの自動化に従事する人員の数を増やしたという回答が61%に達したほか、2025年には組織が自動化のプロを追加雇用するだろうと予想する意見が81%を占めた。
そのほか、70%が今後5年間は同業界に留まることを考えており、どのようなキャリアを歩むとしても現在の仕事が将来のキャリアアップに役立つと考える人が86%に達している。また、ソフトウェアオートメーション分野の成長を信じている人が84%超を占め、2025年は組織でますます重要な役割を担うようになると考えている人は80%に達した。
組織で5年以上ソフトウェアの自動化を使用しているという回答(60%)は、前年(47%)よりも増加しており、経理・財務部門(67%)、IT部門(53%)、オペレーション部門(51%)といった、多様な部門における自動化の開発が明らかになったいる。さらに、最低週に数回は自動化プロジェクトでAI製品を使用しているという回答は81%に達し、自動化にAIを組み込むことが難しいと考える人は19%に留まった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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