ツリーベルは、オクルウェブが提供する大容量ファイル高速転送ソフトウェア「OcleBase」の取り扱いを開始することを、10月7日に発表した。
OcleBaseは、WebアプリやWebサービスに大容量ファイルの高速転送機能や、クラウドストレージへの高速格納機能を簡単に追加できるソフトウェア。
顧客のサーバにOcleBaseをインストールして、Webアプリのソースを若干修正するだけで、クライアント側での専用アプリのインストールをすることなく、WebブラウザからAmazon S3をはじめとした各種クラウドストレージへの、大容量ファイルの高速アップロード/ダウンロード、高速格納を可能にし、業務効率の向上やコスト削減を実現するとともに、顧客の競争力をさらに強化する。
独自の高速プロトコル/転送エンジンによって、数10GB〜数100GBといった大容量ファイルや数1000個といった多数ファイルの高速転送を実現している。サーバのSSDやHDDへのファイル格納だけでなく、Amazon S3やAzure Blob Storageといったクラウドストレージへファイルを直接保存できる。
ChromeなどWebブラウザで所定のURLを開いて、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで高速アップロード/ダウンロードすることが可能なほか、Webアプリのユーザーインターフェースを変更することなく、簡単に大容量ファイルの高速転送機能を追加できるようになっている。
最新のHTML5に準拠しているので、PC用のWebアプリだけでなくスマートフォンやタブレット端末といったモバイル環境にも完全対応しており、HTTPSとの協調動作によって通信経路の暗号化を実現するとともに、接続先のなりすましを防止してCORSの設定を可能にする。また、転送認証機能を統合することで、転送対象ファイルの構成やユーザーアカウントによるファイル転送の可否を設定でき、高速ファイル転送のセキュリティ強化を実現している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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