米Amazon Web Servicesは、同社がWebブラウザ経由で提供しているコマンドシェル「AWS CloudShell」に、AI「Amazon Q」による支援機能を10月16日(現地時間)に追加した。この機能は、東京、大阪など、世界24のリージョンで利用できる。
この新機能を使うには、コマンド入力画面で「q chat」コマンドを入力する。その後、自然言語で問い合わせ文を入力すれば、それに回答してくれる。「q translate」コマンドを入力して、希望する操作を自然言語で記述すると、コマンドに変換してくれる。現在のところ、日本語の問い合わせ文には対応していないため、英語で入力する必要がある。
Amazon Web Servicesによると、AWS CloudShellで使用できるコマンドは1万種類を超えており、正しい使い方をすべて覚えることは困難だという。そして、コマンド入力のミスによってエラーが発生するばかりか、セキュリティホールを作り込んでしまう恐れもあるという。今回の新機能を利用すれば、そのような恐れも減ると考えられる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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