米xAIは、大規模言語モデル(LLM)「Grok」シリーズのAPIを10月22日(現地時間)に公開した。創業者のイーロン・マスク氏が、自身のXアカウントへのポストで明らかにした。
このAPIでは、xAIが開発したLLM「Grok 2」に近い性能を発揮する「grok-beta」を使用できる。このLLMは、自然言語でのやり取りだけでなく、ソースコードの生成や、データの抽出などの能力を備えている。利用するにはユーザー登録が必要。
今回公開したAPIは、gRPCプロトコルの通信でREST形式のデータをやり取りする。米OpenAIや米AnthropicのSDKと互換性を持っており、JavaScriptやPythonといった言語で使うには、両社のSDKを利用することになる。
xAIの創業に参加したToby Pohlen氏は、Xへのポストで、APIを支えるサーバー側のプログラムをすべてRust言語で記述したことを明かしている。さらに、同社の推論サーバーが、世界各地域に対応できる作りになっており、今後世界各地にサーバーを設置して、低遅延でサービスを提供する上で役に立つことも明らかにしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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