米Google Cloudは、Vertex AIのModel Gardenにて、Mistral AIの最新モデル「Mistral-Large-Instruct-2411」の一般提供を、11月22日(現地時間)に開始した。
Large-Instruct-2411は、強力な推論、知識、コーディング機能を備えた123Bパラメータの高密度大規模言語モデル(LLM)であり、前モデルを拡張して、より長いコンテキスト、関数呼び出し、システムプロンプトの向上を実現している。
正確な指示の追従とJSON出力をともなう複雑なエージェントワークフロー、検索拡張生成(RAG)とコード生成への準拠が求められる大規模コンテキストアプリケーションを含むユースケースに適しており、Model-as-a-Service(MaaS)またはセルフサービスオファリングを通じて、アクセスおよびデプロイできる。
新たなMistral AIモデルでは、低レイテンシに対応する効率的なオプションや、エージェントワークフローといった複雑なタスクに対応する強力なモデルなどの選択が可能となっており、Vertex AIなら最適なモデルを簡単に評価でき、ニーズに適したものを選べる。
Vertex AI上で完全に管理されたModel-as-a-Serviceとして利用可能で、直感的な環境にてシンプルなAPI呼び出しと包括的な並列評価を通じて、Mistral AIモデルを探索できる。
AIワークロード向けに設計された、完全に管理されたインフラストラクチャと従量課金制によって、大規模な展開が簡素化されており、独自のデータとドメイン知識によって、モデルの微調整への対応も予定している。
LangChainを含むVertex AIのツールセットを使用すれば、Mistral AIモデルを搭載したエージェントの作成、およびオーケストレーションが可能になり、Google Cloudのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス対策を活用した、Model Gardenのエンタープライズコントロールによって、適切なアクセス制御が提供される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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