シンガポールのSupabaseは、AIによる支援機能を備えたブラウザ内Postgresサンドボックスであるdatabase.build(旧・postgres.new)の最新バージョンとなる「database.build v2」を、12月6日(現地時間)にリリースした。
database.build v2では、OpenAI互換のプロバイダ経由による、独自の大規模言語モデル(LLM)接続を可能にする、「Bring your own LLM(BYO-LLM)」を実現している。独自のLLM導入によって、GitHubアカウントなしでAI支援データベースを構築でき、使用量制限は選択したプロバイダのみとなる。また、チャットメッセージは信頼できるプロバイダのみに送信され、ニーズに合わせたプロンプトのカスタマイズも可能になる。
あわせて、任意のPostgreSQLクライアントを用いて、ブラウザの外部からブラウザ内のPGliteデータベースに接続できるようにするLive Shareや、1回のクリックのみでデータベースのクラウドへのデプロイを可能にする機能、SQLファイルのチャットへのドラッグ&ドロップによるブラウザ内データベースへの自動読み込み、pg_dumpのWASMバージョンを使用したブラウザ内データベースのSQLファイルへのダンプといった新機能も追加された。
そのほか、デスクトップとモバイルの両プラットフォームに対するシームレスなサポートが追加され、すべてのデバイスでスムーズかつ直感的なエクスペリエンスを実現しており、モバイル環境でも数回のタップのみでデータベースを起動して、スキーマを微調整できるようになっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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