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AI搭載コードエディタ「Cursor」に新たなTabモデル「Fusion」が導入

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 米Anysphereは、同社の開発・提供しているAI搭載コードエディタ「Cursor」に、新たに次世代Cursor Tabモデルとなる「Fusion」を導入したことを、1月13日(現地時間)に発表した。

 Cursor Tabは、カーソル付近の編集、および次に移動する場所(jumps)の提案の両方を予測し、今回のFusionモデル導入によって、より高品質なカーソルジャンプの生成、編集品質の向上を可能にしている。

 CursorではTabによって、コード編集の退屈さを排除することを当面の目標としており、今回のFusionモデルの導入はそれに向けた施策の1つとして行われ、コード作成フロー内での次のアクションの予測という、最終目標にさらに近づいたといえる。

 Tabは、数十億のトークン編集を予測するようトレーニングされた、カスタムのスパース言語モデルを2024年3月から搭載しており、以降は数十回に及ぶモデルの更新とインフラストラクチャの改善を通じて、より高速でインテリジェントに、かつより便利に改善されてきた。

 今回導入されたFusionモデルは、2024年3月に搭載されたオリジナルのモデルと比較して、行ごとに25%以上難しい編集を正確に予測し、10倍以上長い変更範囲を提案できるようになっている。

 これらのモデル品質向上によって、よりクリーンかつより高品質で、より大量のデータを処理することが可能になり、コンテキストウィンドウが長くなって、プロンプトにエディタの状態とファイルの内容がより多く表示されるようになった。また、大規模な編集を慎重にトレーニングして、Bigger Editsモデルを実現するとともに、指示に従うための合成データ、トレーニングレシピとベースモデルの改善を実現した。

 なお、Fusionモデルはクライアントリリース0.45.0にて、すべてのユーザーが利用できるようになる。さらに、次回のTab改善ではコードベースのコンテキストが大幅に改善され、タブ操作におけるシーケンス改善が行われるとともに、TabとSupermavenテクノロジとの統合がさらに進む。

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