ジーデップ・アドバンスは、LLMなどの大規模AI開発向けアプリケーションリソースマネージメントツール「G-Suite(G-Works LLM Application Suite for Linux ジー・スイート)」の販売を、2月20日に開始した。
G-Suiteは、これまで同社が提供してきた、ディープラーニングの主要なフレームワークを各世代のGPUに最適化してビルドしたソフトウェア群であるG-Worksの仕組みを継承するとともに、さらに発展させたOSネイティブ環境+コンテナ環境のハイブリッドアプリケーションリソースマネジメントツール。
同社の製品にインストールされるソフトウェアであり、Webサイトからさまざまなレシピやサポートツール群をダウンロードして、簡易な解説書やチュートリアルを含む、アプリケーション実行環境を構築できる。最適化されたフレームワークが実装されているので、ユーザーは面倒な構築作業を行う必要がなく、直ちにAIの研究開発が始められる。
おもな機能の1つであるCondaコマンド機能は、Pythonのベースバージョンやモジュール群でインストール内容の違う状態を、いくつも切り替えて使える仮想環境。
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コマンドラインツールgsuitectlから、ダイアログ形式の選択メニューを提供し、階層化によってメインメニュー、サブメニュー、レシピ選択、実行などの操作を容易にするG-Suite Control機能も備えている。
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そのほか、インタラクティブな開発環境であるJupyterLabと、ジョブスケジューラのSlurmを組み合わせて、データサイエンスや機械学習のワークフローを効率的に管理し、GPUの計算リソースを効果的に利用できるJupyter-kernel+Slurm GPUリソース指定自動セットアップ、Container+GPU(MIG)バインドのサポート、DockerとSingularity、およびSlurmの組み合わせによって、コンテナ化されたアプリケーションを効率的に管理して、計算リソースを効果的に利用可能なSlurmリソース管理統合といった機能も搭載する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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