Googleは、2月11日、Go 1.24をリリース。WebAssembly(Wasm)の機能のサポートが強化された。
Go 1.24における大きな改善点として、WebAssembly(Wasm)の機能の強化がある。WebAssembly(Wasm)は、ネイティブパフォーマンスに近い速度で、高パフォーマンスな低レベルコードの実行を可能にするバイナリ命令形式。
今回のアップデートで、新しい「go:wasmexport」コンパイラディレクティブおよび、WebAssembly System Interface(WASI)向けのリアクターを構築する機能によって、開発者はGoコードからWasmに関数をエクスポートできるようになった。
Goは、1.11リリースでjs/wasmポートを通じてWasm へのコンパイルのサポートを追加。Go 1.21では、GOOS=wasip1ポートを通じてWASI プレビュー 1 syscall APIをターゲットにした新しいポートが追加されていた。
Go 1.24 では、新しい「go:wasmexport」コンパイラディレクティブにより、Go関数が Wasmホストにアクセス可能になった。さらに、新しいWASIリアクタービルドフラグを使用すると、Goアプリケーションは初期化関数の完了後も稼働したままになるため、再初期化しなくてもエクスポートされた関数を呼び出し可能の状態にできる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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