米Anthropicは、同社の開発・提供する生成AIモデルClaudeを使用してインターネット検索を行い、より最新かつ関連性の高い回答を提供できるようになったことを、3月21日(現地時間)に発表した。
Claudeは、Webからの情報を回答に組み込む際には直接引用が提供されるので、ソースのファストチェックが容易になっている。検索結果を自分で探す代わりに、関連するソースを処理して会話形式で提供し、Claudeの広範なナレッジベースがリアルタイムの洞察で拡張され、より最新の情報に基づいた回答が提供される。
たとえば、営業チームでは業界のトレンドを分析して主要な取り組みや問題点を把握することによって、見込み客と情報に基づいた会話をしてアカウントプランニングを改善し、受注率を高められる。
財務アナリストは、現在の市場データ、決算報告、業界の動向を評価して、より適切な投資判断を下し、財務モデルの前提条件を設定することが可能になる。
研究者は、Web上の一次資料を検索して新たな傾向を把握し、現在の文献のギャップを特定することで、より強力な助成金申請書や文献レビューを作成できる。
買い物をするユーザーは、複数のソースから製品の特徴、価格、レビューを比較して、より最新かつ関連性の高い情報に基づいて購入の決定を下せる。
ClaudeによるWeb検索は現在、アメリカにおけるClaude有料プランを契約しているすべてのユーザー向けにプレビュー提供されている。近日中に、無料プランのユーザーとアメリカ以外のユーザーにも提供が開始され、利用にあたってはプロフィール設定でWeb検索を有効にするとともに、Claude 3.7 Sonnetとの会話を開始する必要がある。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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