セキュリティ系スタートアップ企業Ederaが、コンテナのセキュリティソリューション「Edera Protect Kubernetes 1.0」の一般提供を開始した。
Ederaは2024年に設立されたクラウドセキュリティのスタートアップ企業。
今回発表されたEdera Protect Kubernetesは、「検出と監視に重点を置く従来のコンテナ セキュリティ ソリューションとは異なり、Edera Protectはデフォルトで『ゾーン』を使用してコンテナ間を強力に分離し、アーキテクチャレベルで脅威を排除する」という。
Edera Protectは、標準のコンテナランタイムを再構築することで、コンテナセキュリティに総合的に対処する。開発者がクラウドネイティブなインフラに期待する効率性を維持したまま、セキュリティが強化されるという。
数分で既存の Kubernetesインフラストラクチャに直接プラグインし、数万のノードに拡張できることも特徴だ。
ベンチマークでは、64GBのRAMで単一のKubernetesノードに250以上のセキュアゾーンを構築。「ウォームゾーン」テクノロジーにより、コンテナの起動時間がネイティブDockerと同等まで高速化するといった成果が出ている。
1.0のリリースにあたって、セキュリティモデルを拡張し、単一の Edera Protect ゾーン内で複数のコンテナを実行できるようになった。また、ホストとゾーン間で完全に分離されたファイルシステム共有のサポートも追加し、共有時でも機密データが保護されるようになった。
Edera Protectの利用にあたっては、公式ページよりデモを閲覧、問い合わせできる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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