マイクロソフトは、3月26日、「Hyperlight Wasm」のリリースを発表した。
昨年発表されたオープンソースのRustライブラリ「Hyperlight」は、関数を仮想マシン内で分離しながら、可能な限り高速に関数を実行するためのライブラリ。そのマイクロVMである「Hyperlight Wasm」は、RustやC、C++、Python、JavaScript、C#などさまざまなプログラミング言語で記述されたWebAssemblyコンポーネントワークロードを実行できる。
Hyperlight Wasmは、Wasmtimeによって提供されているサンドボックスにVMのセキュリティを追加し、ホストOSから高度に分離しながら、高速で起動するアプリケーションを実行できる点が特徴。
Hyperlight Wasmは1~2ミリ秒で新しいVMを作成することが可能で、「将来的にはこの数値を1ミリ秒未満にするための作業が進行中」とのこと。
Hyperlight Wasmは、GitHubのhyperlight-wasmリポジトリから利用できる。ブログポストではRustからHyperlight Wasmを使用する方法が具体例とともに解説されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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