Skywork AIは5月19日、AIによるオフィス作業効率化に特化した「Skywork Super Agents」を日本と北米で同時リリースした。文書、スライド、表計算、Webサイト、ポッドキャストの5分野に特化し、業務での資料作成などを大きく効率化する。さらに、開発者向けMCPも用意されている。
Skywork AIは5月19日、AIオフィスエージェント「Skywork Super Agents」を日本と北米で同時発表した。同サービスは、ドキュメント、スライド、シート(表計算)、Webサイト、ポッドキャストという5つの専門エージェントと、汎用型エージェントによる構成が特徴。高機能なAIにより、従来8時間かかっていた業務を8分で完了できることを目指している。

「Super Agents」は、リサーチレポート、資料要約、データシート、プレゼン資料などビジネス現場で発生する多形式の資料作成を支援する。特に「Documents」「Slides」「Sheets」の各エージェントにはディープリサーチ機能が強化されており、信頼性の高いデータや出典明記、チャート作成などにも対応している。また、「Webpages」「Podcasts」エージェントは、Webサイトや音声コンテンツを迅速に生成し、多様なビジネスシーンに対応する。
業務自動化やナレッジ活用にも重点を置いており、文書、リンク、メディアファイルなどをアップロードしてユーザー独自のナレッジベースを構築することも可能。開発者向けにはドキュメント・スライド・シート生成機能をMCP(Model Context Protocol)として提供し、外部システムとの統合利用もできる。
同社によると、リサーチ機能はOpenAIと同等の精度を誇りながら、コストは約40%に抑えられているという。また、汎用エージェントは数十種類のMCPと連携し、プロモーションビデオやオーディオブックなど、多様なマルチメディアコンテンツの制作に対応している。日本国内では税込2,999円で提供開始となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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