ギブリーは、同社の提供する生成AI活用プラットフォーム「MANA Studio(マナ スタジオ)」において、米Anthropicの最新APIモデル「Claude 4」へのアップデート対応が完了したことを、6月5日に発表した。
Anthropicの最新APIモデルであるClaude Opus 4は、複雑な推論・分析に強みを持ち、世界最高のコーディングモデルとして位置づけられている。コーディング能力(SWE-bench 72.5%)、数学推論(AIME 33.9%)で優れた成績を示し、AIエージェントがターミナル環境で複雑なタスクを実行する能力を測る、新たなベンチマークであるTerminal-benchでも43.2%と、極めて高い信頼性と安定性を誇る。
同じく、Anthropicの最新APIモデルであるClaude Sonnet 4は、前モデルのClaude 3.7 Sonnetの能力を大幅に向上させており、最大出力長は64000トークンに達し、現在MANAで利用可能なモデルであるGemini 2.5 Pro Previewと同等の長さで、コーディング能力(SWE-bench 72.7%)や数学推論(AIME 33.1%)はOpus 4とほぼ同等となっている。ターミナル環境でのタスク実行能力(Terminal-bench 約40%)ではOpus 4にやや劣るものの、Claude 3.7 Sonnetの2倍の速度(毎秒約72トークン)で動作し、日常用途には十分な性能を有する。
今回のアップデートによって、MANA Studioで使えるLLMにClaude Opus 4、Claude Sonnet 4が追加された。なお、これらの新LLMは現行の料金プランのままで利用できる。また、アップデートにともない、Claude 3.7 Sonnet、Claude 3.7 Sonnet Reasoning、Claude 3.5 Haikuの提供が終了した。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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