メシウスは、ドキュメントを生成・更新する開発支援APIライブラリ「DioDocs(ディオドック) for PDF/Excel」の2製品について、新バージョン「V8J SP1」を7月9日にリリースする。
今回のアップデートでは、「DioDocs for PDF」にPDFファイル内の表データを抽出できる新機能が追加された。PDFビューワ上で表の範囲を視覚的に選択・調整でき、行高や列幅、行・列の追加や削除、結合操作にも対応する。抽出したデータはExcel(XLSX)、CSV、JSON、HTMLなど複数のファイル形式で出力可能であり、データ分析やWebアプリケーションの開発など、二次活用を効率化する。
さらに、PDF上でユーザーの操作(ボタンクリックやマウスオーバー)に応じて音声ファイルを再生できる「ActionSound」機能を追加した。音量やループ再生などの設定が可能で、パンフレットやプレゼン資料の解説音声、語学・朗読教材での活用など幅広いシーンに対応できる。
また、「DioDocs for Excel」では、大量データ処理時の検索関数(VLOOKUP、UNIQUE等)のパフォーマンスが向上した。アルゴリズムを見直すことで、従来比でVLOOKUPで約99%、UNIQUEで約70%の処理時間短縮が実現している。
価格は1開発ライセンスにつき初回374,000円(更新187,000円、いずれも税込)。サブスクリプション方式で提供し、ライセンスは1人の開発者ごとに必要となる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です