AWSは、Amazon Connectの新機能としてAmazon Connect Global Resiliency(以下、ACGR)の一般提供を日本で開始することを発表した。
Amazon Connectは、AWSグローバルインフラストラクチャ上に置かれるコンタクトセンターで、各AWSリージョンにおいて複数の通信事業者と接続している。この通信はアクティブ/アクティブ構成で複数のアベイラビリティーゾーン(以下、AZ)により接続されており、これによってネットワーク経路やAZ全体の障害による影響を防いでいる。
今回日本で提供が開始されたACGRは、Amazon Connectに地理的な電話通信の冗長性を提供する仕組みだ。これによって、ユーザーは複数のAWSリージョンにAmazon Connectをデプロイし、どのリージョンで着信コールを受信し、エージェントが対応するかをAPIで制御することが可能だ。

今後は日本国内にある2つのAWSリージョン間でACGRを利用することにより、地域的な災害や障害が発生した場合のダウンタイムを最小限に抑え、また併せてコンタクトセンターの可用性を高めることが想定される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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