The Linux Foundationは1月20日(現地時間)、2025年度の活動成果や今後の戦略をまとめた「2025年度年次報告書」を公開した。
報告書では、AIインフラの中核基盤としてPyTorch、AIモデル、Ray、Kubernetesを組み合わせた「PARK Stack」が紹介された。これらのコンポーネントのうちモデルを除く3つが同財団のプロジェクトとなっている。また、エージェントAIテクノロジーの標準化を目指す新たな拠点として「Agentic AI Foundation」を立ち上げ、業界リーダーを招集して相互運用性の確保に注力している。
組織におけるオープンソース活用の動向として、オープンソースプログラムオフィス(OSPO)の顕著な成長が報告された。2年以内にOSPOの設置を計画している組織は、2024年の15%から2025年には45%へと3倍に増加した。OSPOを持つ組織は、アップストリームへの貢献を行う可能性が2.5倍高まるとされている。
活動実績については、2万1624の組織がプロジェクトに貢献し、積極的に活動する開発者数は10万182人に達した。リポジトリ数は前年度の1万1000件から1万7000件へと増加している。セキュリティ分野では、欧州のサイバーレジリエンス法(CRA)への対応を支援する活動を強化し、サプライチェーンの安全性を高めるための監査も継続的に実施している。
教育事業では、32万9000人の学習者が登録し、4万5800件の認定証を発行した。財務面では、2025年度の総収益が3億1134万3021ドル、経費が2億8479万5682ドルになると予測している。収益の主な内訳は、会員費および寄付金、プロジェクトサービス、イベント登録料、トレーニング費用などとなっている。
この報告書の詳細や各プロジェクトの進捗状況を確認したい場合は、公式サイトからダウンロードできる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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