はじめに
先日開催されたAWS re:Invent 2025では数多くのサービスアップデートや新サービスが発表されました。特にAI関連サービスの発表が多く、中でも「Frontier Agents」の発表は特に注目されたサービスの一つではないでしょうか。
本稿ではAWSが示したFrontier Agents(新カテゴリの自律型AIエージェント)について、その概要と使用感についてご紹介します。
Frontier Agentsとは
生成AIの進化により、AIを単なる回答生成ツールではなく「自律的に意思決定し、長時間動作するワーカー」として使う動きが加速しています。
Frontier Agentsは、AWS公式サイトにて「介入を必要とせずに何時間も動作する、自律的で大規模にスケーラブルなAIエージェント」と定義されています。単に「賢くなったAI」ではなく、「業務を自律的に動かせるAI」という点が、これまでのAIエージェントとの本質的な違いです。
AWSが提供するFrontier Agentsのラインナップは以下の3つです。
Security Agent
設計書のセキュリティレビュー、コードレビュー、ぺネトレーションテストの3つの機能を備えたAIエージェントで、開発ライフサイクル全体を通じてアプリケーションを能動的に保護することができます。2025年12月時点ではプレビュー提供のサービスであり、米国東部(バージニア北部)リージョンで無料利用できます。
DevOps Agent
システム運用や障害対応を自律的に分析し、原因特定から改善提案まで行うAIエージェントで、運用・インシデント対応の自動化および原因分析や改善支援など運用支援ができます。2025年12月時点ではプレビュー提供のサービスであり、米国東部(バージニア北部)リージョンで無料利用できます。
Kiro Autonomous Agent
開発タスクを自律的に進める開発支援向けのAIエージェントで、ソフトウェア開発タスクを自律的に計画・実行し、コード理解→修正→提案までを1Agentで完結することができます。2025年12月時点では プレビュー提供のサービスであり、Kiroの有料プラン(Kiro Pro、Pro+、Powerプラン)を契約されている方のみ無料で利用可能(週次制限あり)となります。利用にはこちらの利用申請が必要です。
本記事では、各Agentの使用感についてハンズオンを交えながらご紹介します。
