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流行りのクラウドサービスを操ってみよう!Amazon EC2/S3環境構築のすべて

Amazon EC2を動かしてみよう
~Amazon EC2/S3環境構築のすべて~

第3回

Amazon EC2を操作するコマンドラインツール

 次に、「Amazon EC2」のAPIを操作するためのコマンドラインツール「Amazon EC2 API Tools」を入手します。「Amazon EC2」のサービスはすべてWeb API経由での操作となるため、APIを実行できるツールが必要です。まずはAmazonが公式に提供しているコマンドラインツールを使って、操作に慣れてみましょう。

 ツールは次のURLからダウンロード可能です。リンク先の[Download the Amazon EC2 API Tools]をクリックしてください。

 ツールをダウンロードした後、解凍し適当な場所に配置してください。ツールの実行にはJavaランタイムが必要です。Javaランタイムがローカルマシンにインストールされていない場合は、JavaのWebページから入手しインストールしてください。ツールの解凍方法やJavaランタイムのインストール方法については、ここでは割愛させていただきます。

 配置ができたら、次は環境変数の設定です。Linux環境の場合は、下記の要領で環境変数のセット、およびPATHを通しましょう。 Windowsを使用している場合も、同様の変数名で設定を行ってください。

Linux環境での環境変数設定
export JAVA_HOME=/usr/local/java
export EC2_HOME=/usr/local/ec2-api-tools
export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin:$EC2_HOME/bin
export EC2_PRIVATE_KEY=/home/nami/pk-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.pem
export EC2_CERT=/home/nami/cert-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.pem
※注

 上記は、ダウンロードした「Amazon EC2 API Tools」を解凍してできたディレクトリを「/usr/local/ec2-api-tools」、およびJavaランタイムを「/usr/local/java」、先ほどダウンロードした証明書を「/home/nami」以下に配置している場合の例となります。

 環境変数の設定後、次のコマンド(ec2ver)を実行し、バージョン番号が返ってきたらツールのインストールおよび設定は完了です。

$ ec2ver
1.3-26369 2008-08-08

Amazon EC2を実際に利用する ~その1

 ここからは、先ほどインストールした「Amazon EC2 API Tools」を使って「Amazon EC2」の提供するWeb APIを実行し、EC2のインスタンス(仮想サーバ)を操作してみます。

仮想OSイメージ(Amazon Machine Image)の選択

 「Amazon EC2」にてインスタンスを起動するためには、あらかじめ準備・提供されている仮想OSイメージを使うことになります。

 「Amazon EC2」で利用できる仮想OSイメージは「Amazon Machine Image(AMI)」と呼ばれています。AMIには、Amazonが提供しているOSイメージもあれば、一般ユーザーが作成した環境を公開しているOSイメージもあります。公開されているすべてのOSイメージは、以下のコマンドを実行することで参照できます。

$ ec2-describe-images -x all

 結果から、膨大な数のOSイメージが公開されていることが分かるかと思います。もちろん、この中から好きなOSイメージを使うことが可能ですが、今回は一例としてAmazonが公式に提供している「Fedora 8」のOSイメージを使ってみようと思います。

 Amazonが公開しているOSイメージの一覧を見るには、次のコマンドを実行します。

$ ec2-describe-images -o amazon

 たくさんの結果が表示されたと思いますが、今回は「Fedora 8」を使うので、コマンドの表示結果の中にある、下記のOSイメージを使うことにします。

IMAGE   ami-2b5fba42    ec2-public-images/fedora-8-i386-base-v1.07.manifest.xml amazon  available       public          i386    machine aki-a71cf9ce    ari-a51cf9cc

 上記のうちAMIのIDである「ami-2b5fba42」をメモしておきましょう。各行の先頭にあるIMAGEの次のカラムで「ami-」から始まるものがAMIのIDとなります。

次のページ
Amazon EC2を実際に利用する ~その2

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この記事の著者

並河 祐貴(ナミカワ ユウキ)

TIS株式会社 / 社内ベンチャーカンパニー「SonicGarden」所属。オブジェクト指向開発、開発環境・ツール整備に従事した後、近年はRuby on Railsを中心としたオープンソース系ミドルウエアの検証 / 導入や、X...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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