はじめに
Windows PowerShellでは巨大な.NET Frameworkライブラリを使用することが可能です。.NET Frameworkライブラリを使用すると、標準のコマンドレットだけでは実現できない、より高度な操作も行うことができます。
今回は.NET Frameworkライブラリの基本使用方法について説明します。
対象読者
Windows PowerShellの基本操作が行える方。過去に入門記事を連載していますので、併せて参照ください。
アセンブリ
アセンブリの確認
PowerShellは.NET Frameworkを基盤としていることもあり、あらかじめロードされているアセンブリがいくつかあります。しかし、実際にやりたいことを実現するためには、ロード済みのアセンブリだけでは足りない場合があり、こういった場合は必要なアセンブリをロードして、PowerShell上から使用できるようにする必要があります。
読み込み済みのアセンブリを確認するには下記のように入力します。このコマンドを実行することで、現在ロードされているアセンブリを確認することができます。
PS> [Appdomain]::CurrentDomain.GetAssemblies() | %{$_.GetName().Name}
上記のコマンドは下記のように関数化してプロファイルに登録し、いつでも使用できるようにすることをお勧めします。関数をプロファイルに登録する方法については「Windows PowerShell入門(7)-関数編2」の「関数をプロファイルに登録する」を参照してください。
function Get-Assembly { [Appdomain]::CurrentDomain.GetAssemblies() | %{$_.GetName().Name} }
作成した関数を実行すると下記のように現在ロードされているアセンブリを確認することができます。